
製造業
ヤマハ発動機 本社工場
eve auto×6台の導入により12名分の工数削減を実現
ヤマハ発動機本社工場のご紹介
ヤマハ発動機はモーターサイクルをはじめ、船外機、レクリエーションビークル、ロボティクス製品など幅広い製品を製造しています。その中でも本社工場は、敷地面積約1000平米の広さを持ち、主にモーターサイクルのエンジン組立、車体の組立を行っています。

eve auto導入前の課題
ヤマハ発動機本社工場では、少量多品種生産に対応するために2021年に大規模な製造ラインの改善を実施しました。改善前は2つの建屋にエンジン組立ライン・車体組立ラインがそれぞれ2本ずつあり、建屋内でエンジン組立~車体組立まで完結しておりました。改善後は部品納入から出荷までの全体のモノの流れを考慮してエンジン組立ラインと車体組立ラインで建屋を分離。結果として全体の生産ラインとしては2つの建屋を跨ぐためエンジンを別建屋へ搬送することが必要になりました。
改善した当初は手動での荷役作業と牽引車による搬送が行われていましたが、労働力コスト削減と効率化が必要となりました。

eve auto導入の決め手
走行性能
ヤマハ発動機本社工場では台車とワーク合わせて約1tを牽引した状態で、スロープを上る必要がありました。eve auto(FG-01)は1.5t牽引状態で7度のスロープを自動搬送することが出来る強力な登坂性能を持つため、実運用に十分耐え得る性能として評価されました。
停止精度
エンジンの建屋間搬送において搬送だけでなく、荷物の積み下ろし、発進指示まで自動化する必要がありました。eve autoは、誘導線が不要にも関わらず、±5cm以内に止まることが出来るため、自動荷役装置との連携が可能であると判断されました。

eve autoの活用方法
【自動搬送ルート】

100kgのモーターサイクルエンジン4台(合計400kg)を260mの距離で搬送しています。6台のeve autoで、1時間当たり最大100台のエンジンを搬送しています。
【安全対策】

歩行者やトラックが多い屋外では、音声や光、文字で注意喚起。障害物検知機能も活用されています。
【完全自動化】

出庫側のエンジン組立ラインおよび受け取り側の車体組立ラインの両建屋で、eve autoからの移載自動化の仕組みを実現しています。また、荷物の受け渡しが終わった後、設備から発進信号を受け取ることにより、eve autoの発進指示まで自動化させています。「荷役」「搬送」「指示」すべてを自動化することで、複数建屋に跨るエンジン搬送の完全自働化を実現しています。
eve auto導入による効果
eve autoの導入にあわせて、牽引車の運転およびラインから搬送車への移載など、搬送作業に従事していた12名の人員を段階的に削減し、最終的に全てeve autoへの置き換えが実現しています。

今後のeve autonomyに期待すること
“本社工場では2直稼働をしているため、バッテリー交換が必要となっています。バッテリー交換が5分~10分ほどかかっており、さらなる改善を進めるためにも、バッテリー交換作業の削減を目指し、無線給電の導入を期待しています。(ヤマハ発動機組立技術部 ご担当者様) “
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