eve autonomy
2直現場での夜間走行、屋外から屋内の走行をシームレスに搬送

製造業

ヤマハ発動機(株)浜北工場

2直現場での夜間走行、屋外から屋内の走行をシームレスに搬送

お客様のご要望

  • 大型で重量のあるワークの搬送を自動化したい。
  • 屋内から屋外、屋外から屋内をシームレスに搬送したい。
  • 工場内の人や車と共存できる安全性を確保したい。

eve autonomy のソリューション

対象となるワークは、台車含め総重量約1tになるエンジン部品です。
屋内外をまたぐ1周約700mの経路にて、1直あたり1日10便を自動搬送でお使いいただいております。
建屋出入口に存在するレール溝や傾斜路、マンホールを含む凹凸路にも、
走破性/ロバストの高いeve独自のソリューションで対応しました。
インフラ連携システムを活用し、交差点においては信号機、
建屋出入口付近においてはパトライト/シャッターとの連携を実施いたしました。

お客様の声

浜北工場はコンロッドやクランクシャフト、歯車部品を製造する工場です。複数の建屋に鍛造、加工、熱処理等の工程が分散していて、その間を結ぶ部品搬送を、フォークリフトや牽引車で行っていました。
eveさん のソリューションを導入する際には、候補となる職場がいくつかありました。導入ハードルが比較的低いところから始めるべきという意見もありましたが、あえて難しい方から始めることにしました。困難な環境をクリア出来るモノに作り上げた方が、その後の展開を考えると、後々有益であると考えたからです。
導入に当たっては、工場内物流の環境も関係各所と調整しながら改善していきました。分散していたストックポイントを集約し、物流動線も整流化していきました。建屋ごとに責任者も異なり、多くの関係者と議論を重ねながら進めていく必要があるため、一度決まったレイアウトを再度検討しなくてはいけないことも多く、苦労しました。 その際に、eveさんのシステムは経路変更が容易だったことがとても助かりました。実際に走らせてみて、うまく行かないなら変更する、というトライ&エラーを気軽に実行できることが非常に魅力的で、短期間の間に色々と変更できたからこそ、今の状態があると思っています。
今後は、夜間運行や複数台走行など車両そのものの展開のほかに、ワーク載せ降ろしの簡易化/自動化など周辺技術の作りこみも実行していきます。新しい技術というのは黒船のようなもので、なかなか万人にすぐ受け入れられるものではありません。だからこそ、我々の工場で多くの先行事例を作り、他の工場に対してアドバイスできるようになるくらいの気持ちで取り組んでいます。

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