eve autonomy
株式会社日立ビルシステム水戸事業所様

製造業

日立ビルシステム水戸事業所様のご紹介

株式会社日立ビルシステム水戸事業所様は、エレベーターやエスカレーターの設計・製造を行っている事業所で、全国のエレベーター、エスカレーターの製造拠点です。茨城県ひたちなか市、株式会社日立製作所水戸事業所の敷地内にあり、敷地の約20%にあたる97,800㎡の緑地帯を有し生物多様性の保全に寄与しており、環境省から「自然共生サイト」として指定されるなど、CO₂排出削減にも取り組む環境に配慮した事業所です。

eve auto導入前の課題

エレベーターやエスカレーターの部品には大型のものが多く、トラックで搬送する必要があります。入荷場所から各建屋へはトラックとフォークリフトを使用して搬送していましたが、トラックの運用費用やフォークリフト作業員の人件費などのコストが多くかかっている点が課題となっていました。

eve autoが導入された理由

屋外を安定して無人搬送ができる走破性
株式会社日立ビルシステム水戸事業所様は、建屋をまたいで屋外の自動車用アスファルト道路を走行し大型の部品を搬送する必要があるため、誘導線タイプのAGVやタイヤ径が小さいAMRなどは導入することができませんでした。しかし、eve autoの自動運転車両「FG-01」は軽トラック用のタイヤを採用しているため、このような環境でも難なく無人搬送が可能な点が大きなポイントでした。

コスト&エコ効果
これまでのトラックによる搬送業務をそのまま置き換えて運用できるスペックをeve autoが有しており、トラックとフォークリフトでの運用コストを削減できると評価されました。
さらに、eve auto「FG-01」はバッテリー駆動のEV車両であるため、CO₂排出量削減にも寄与し、同事業所の環境に対する取り組み方針とも合致していたことが評価されました。

eve auto活用方法

○ルート情報
ワーク重量最大1,000kgの部品を入荷場所から8カ所に部品を搬送しています。
最長は片道約600mのルートを毎日運航しています。

目的地への到着時に、室内作業者へeve auto到着を知らせる仕組みとして、eve auto connectを用いたパトランプとブザーによる到着通知システムを構築しました。

eve auto導入による効果

トラックとフォークリフトで運用していた搬送業務をeve autoにそのまま置き換えることができたため、トラック1台とフォークリフト1台、およびぞれぞれの運転手のコストの削減が実現しており、短期間での投資回収が可能となりました。

今後の展開

“現在は部品搬送がメインですが、エレベーター部品に使用される材料(鉄材)の搬送にもeve autoを活用することを検討しています。重量の大きい鉄材をeve autoで搬送できるようになれば、現在この搬送を担当しているトラックをさらに1台削減することができ、更なるコスト削減効果が期待できるため、用途拡張を検証していく計画です。”

台車情報

―4WS台車
―耐荷重1,000kg
―2連結で利用

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