【eve autonomy イベントレポート】持続可能な道、物流の明日を育む「国際物流総合展 2024」にヤマハ発動機と協同出展
~ 「μ to km」をテーマに、『屋外』対応の強さを示す ~
株式会社eve autonomy(静岡県磐田市、代表取締役:星野 亮介、以下「eve autonomy」)は、9月10日(火)から 9月 13日(金)まで東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催された「国際物流総合展2024」(主催:公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会 他)において、屋外対応の無軌道型自動搬送車両「eve auto®」の実機によるデモンストレーションをお披露目いたしました。ブース内では1時間に1回のプレゼンテーションを実施し、eve auto®サービスと車両の特性を動展示を交えて分かりやすくご紹介させていただきました。
今回、eve autonomyとして初めて国際物流総合展に出展しました。国際物流総合展は国内最大規模の最新物流機器・システム・情報等が並ぶ展示会であり、今回出展されていた「屋外対応」と付くサービスの中でも、eve autoの車両ほど雨や夜間に強い製品はないと反響を得ることが出来ました。 本レポートでは各コンテンツの見どころとご来場いただいたお客様の反響を公開します。
イベント開催概要
【会場情報】
展 示 会:国際物流総合展 2024
会 場 :東京ビッグサイト(東京国際展示場)東7ホール 7−1013
会 期 :2024年9月10日(火)~ 9月13日(金)10:00−17:00
展示規模:580社、団体/3,241ブース
▼イベント全体来場者数
イベントの見どころと反響
【1】大盛況となった国際物流総合展2024と今年eve autoが得た市民権
アジア最大級の専門展示会として2年に1度開催し、拡大・成長を続けている「国際物流総合展」。今年は2022年度の約1.4倍となる8.4万人が来場しました。入口付近のエリアは大きな盛り上がりを見せており、今回eve autonomyのブースは東7ホールと最も入り口から遠い場所となりましたが、それでも「eve autoを見に来ました」と言ってくださるお客様が一定数いらっしゃいました。
昨年参加した展示会では、まだ社名もサービス名も認知度が低く、何と読めば良いかもわからないといった方もいらっしゃった状況から、今年はご指名いただけるまでとなりました。 また、今回出展されている中でも「自動搬送」を掲げている製品や車両が多く見られ、「屋外対応」の文字も見られましたが、eve autonomyのブースまで来られたお客様からは「屋外対応でもeve autoの車両ほど強い雨に耐えられるものはなかった」「eve autoほど導入実績のある屋外搬送製品はなかった」等、会場を一周された方から有り難いお声をいただき、初めてサービスを認知された方も、既にご存じの方にも改めてeve autoの特徴を強く示すことができた展示会となりました。
【2】3社・3ブースでのeve auto車両展開
今回、eve autonomyは、ヤマハ発動機との共同でブースを展開した他、株式会社 山善(以下、山善)、岡谷鋼機 株式会社(以下、岡谷鋼機)のブースにも車両の展示を行いました。この連携により、各社からの紹介と新たな形でのソリューション提案、異なる業界の視点をそれぞれで展開する機会を来場者に提供することができました。
また、山善ブースでは小型AGVと併せ、屋内から屋外まで一気通貫で提供可能な自動搬送ソリューションをプレゼンする中で、eve autoの動展示も行われました。東2ホールに位置したブースでは多くの来場者の目に止まり、露出強化に繋がりました。eve autoサービスに関して、会期中は連日新聞の一面に掲載され、ご来場できなかった方にも情報をお届けすることができました。
【3】初の台車2台連結を行った動展示とブース内プレゼンテーション
ブース内で注目を集めたのは、eve autonomyが初めて行った台車2台連結の動展示です。7月に出展した愛知県で開催されたロボットテクノロジージャパンでは、初めて台車1台連結での動展示を行ったところ、多くの方に「台車は何台まで連結できますか?」「より多くの台車を引くことはできますか?」など、台車に関してのお問い合わせを頂きました。それらのお声をきっかけに、今回は複数台連結された台車により自律的に運搬作業を行うことで、より一層効率的な物流プロセスを表現しました。来場者からはさらにもう一歩進んだ荷役などに関する質問などが寄せられ、重量物の搬送に対する期待が高まりました。
また、展示会では恒例となったブース内プレゼンも行い、車両が完全無人で動く様子と安全性を証明するデモンストレーションに終日多くの方が立ち止まっては写真や動画などを撮って興味を持ってくださっていました。
今回のデモンストレーションの動画と資料は以下のフォームからお申し込みいただくことで、どなたでも閲覧が可能です。会場に起こしいただけなかった方や、当日プレゼンを観覧できなかった方はこちらよりご視聴ください。
株式会社eve autonomy(イヴ オートノミー)について
主に製造工場や物流倉庫の敷地内における無人搬送ソリューションの提供を目的として、2020年にヤマハ発動機株式会社と株式会社ティアフォーの出資による合弁企業として設立されました。 全国で普及するヤマハ発動機のゴルフカート車両技術と、世界で最も活用されている自動運転の オープンソースソフトウェアAutoware(オートウェア)をベースに、物流業務向けの無人搬送車両を開発、雨天や夜間でも工場等の敷地内屋外環境で自動運転レベル4で1.5tまでの無人搬送運用を実現しています。2022年より正式にサブスクリプション型の「eve autoサービス」として提供を 開始し、現在日本全国の工場、物流施設、石油化学プラントなど約40拠点で60台以上が稼働しています。
【主要スペック】
- 製品名 : eve auto(イブ・オート) FG-01
- 寸法/重量 : 全長2,275×全幅1,105×全高1,885(mm)/483kg
- 最大牽引重量 : 1,500 kg
- 最大積載重量 : 300kg
- 駆動方式 : DCモーター/リチウムイオンバッテリー(スペア交換可能)
- バッテリー : リチウムイオンバッテリー(スペア交換可能)
- 最大走行速度 : 手動運転時19km/h、自動運転時10km/h
- 最大登坂性能 : 9.6度(17%)無負荷・手動運転時、 6.8度(12%)積載300kg・自動運転時
- 安全機能 : レーザーセンサーによる障害物検出と停止、バンパーセンサー、
緊急停止スイッチ - 自動運転機能 : 自動運転レベル4
(自律移動、交差点横断・右左折、障害物検出による一時停止) - 主な管理機能 : FMS(フリートマネジメントシステム)
PC、タブレットで利用可能なクラウドシステム
走行ルート設定、停留所設定、ステータス監視、走行開始・停止制御 - 設備連携機能 : eve auto connectによる自動シャッター連携、信号機連携、
パトランプ連携 等
eve auto製品・サービスページ:https://eveautonomy.com/service
導入事例紹介ページ:https://eveautonomy.com/casestudy