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三菱ロジスネクストとeve autonomy が販売協業開始

~屋内外の自動搬送ソリューションをワンストップで提供可能に~

 三菱ロジスネクスト株式会社(京都府長岡京市、代表取締役社長:間野 裕一、以下「三菱ロジスネクスト」)と株式会社eve autonomy(イブ・オートノミー、静岡県磐田市、代表取締役:星野 亮介、以下「eve autonomy」)は、屋外対応型の無人搬送ソリューション「eve auto®」に関する販売協業を開始いたしました。これにより、屋内外両方の自動搬送ソリューションをワンストップで提供することが可能となり、両社協業のもと広く全国の工場や物流倉庫等における搬送の自動化を推進してまいります。

 

販売協業の概要と狙い 

  全国の工場・物流倉庫等における人手不足は年々進んできており、いわゆる「2024年問題」なども相俟って、今後本格的に深刻化することが懸念されます。
 人手不足の緩和・解消のため、自動搬送に対する市場ニーズは一層高まると同時に多様化し、一つのソリューションだけでお客様の物流課題を解決することは困難となっています。このような状況を踏まえ、より多様な自動搬送ニーズに応えるため、三菱ロジスネクストとeve autonomyは、屋外対応型の無人搬送ソリューション「eve auto®」の提供に関して協業を開始する契約を締結しました。
 具体的には、国内36社約400拠点に及ぶ販売ネットワークによる広範な販路を有し、主に屋内での自動搬送に活用されている無人フォークリフト「PLATTER Auto®」などを販売する三菱ロジスネクストが販売店となり、eve autonomyが手掛ける屋外対応型の自動搬送ソリューション「eve auto®」の提供を開始します。
 この協業により、全国で工場・物流倉庫等を有する幅広いお客様に対し、屋内外両方の自動搬送ソリューションのご提案が可能となり、お客様が抱える人手不足という社会課題の解決に貢献いたします。
 また、三菱ロジスネクストとeve autonomyは「eve auto®」のみならず、その他の協業の可能性についても今後協議をしてまいります。

各社のコメント 

三菱ロジスネクスト株式会社 代表取締役社長:間野 裕一
 このたび、eve autonomy社と販売分野での協業を開始することとなりました。当社は豊富な顧客接点を持つ強みも活かし、工場や物流倉庫など、屋内での自動搬送ソリューションにおいて多くの実績を有していますが、新たなラインアップとしてeve auto®も加えることで、屋外での自動搬送におけるお客様の課題解決を可能にします。さらに、屋内外での搬送だけでなく、当社の保管・情報システム製品なども組み合わせることで、より幅広くお客様の課題に対するソリューションの提供を実現してまいります。

株式会社eve autonomy 代表取締役CEO:星野 亮介
 三菱ロジスネクスト社が保有されている物流における豊富な経験、強靭な販売網、とりわけ自動化・脱炭素を実現する種々のソリューションと、当社の技術・サービスとのシナジーにより、物流の世界をアップデートすることができると確信しております。当社は創業4年目の会社ですが、今般の販売協業は、お客様の理解を深める最良の機会と捉えており、当社ソリューションの一層の改善・強化に努めます。三菱ロジスネクスト社との協業により、当社のミッション「誰かの『運ぶ』が昨日よりもラクになる世界の実現」に大きく近づくものと期待しています。

三菱ロジスネクスト、eve autonomyについて

三菱ロジスネクスト株式会社について
 三菱ロジスネクストは倉庫から工場、港湾まであらゆる物流シーンをカバーする総合物流機器メーカーです。三菱重工業グループの物流機器事業を担当し、2017年に京都府長岡京市を本社として発足しました。国内外で事業を展開しており、バッテリー式やエンジン式フォークリフト、無人搬送システムなどハードとソフトの両面から「安心・安全」「自動化・自律化」「脱炭素」をキーワードに、物流現場が抱える課題を解決し、持続可能な社会の構築に貢献しています。
【公式サイト】https://www.logisnext.com/

株式会社eve autonomyについて
 主に製造工場や物流倉庫の敷地内における無人搬送ソリューションの提供を目的として、2020年にヤマハ発動機株式会社と株式会社ティアフォーの出資による合弁企業として設立されました。
 全国で普及するヤマハ発動機のゴルフカート車両技術と、世界で最も活用されている自動運転のオープンソースソフトウェアAutoware(オートウェア)をベースに、物流業務向けの無人搬送車両を開発、雨天や夜間でも工場等の敷地内屋外環境において自動運転レベル4で1.5tまでの無人搬送運用を実現しています。2022年より正式にサブスクリプション型の「eve autoサービス」として提供を開始し、現在日本全国の工場、物流施設、石油化学プラントなど約40拠点へ60台以上(2024年9月時点)の導入を進めています。
【公式サイト】https://eveautonomy.com/

【eve auto自動運転車両の主要スペック】

  • 製品名    : eve auto(イブ・オート) FG-01
  • 寸法/重量  : 全長2,275×全幅1,105×全高1,885(mm)/483kg
  • 最大牽引重量 : 1,500 kg
  • 最大積載重量 : 300kg
  • 駆動方式   : DCモーター/リチウムイオンバッテリー(スペア交換可能)
  • バッテリー  : リチウムイオンバッテリー(スペア交換可能)
  • 最大走行速度 : 手動運転時19km/h、自動運転時10km/h
  • 最大登坂性能 : 9.6度(17%)無負荷・手動運転時、 6.8度(12%)積載300kg・自動運転時
  • 安全機能   : レーザーセンサーによる障害物検出と停止、バンパーセンサー、
             緊急停止スイッチ
  • 自動運転機能 : 自動運転レベル4
             (自律移動、交差点横断・右左折、障害物検出による一時停止)
  • 主な管理機能 : FMS(フリートマネジメントシステム)
             PC、タブレットで利用可能なクラウドシステム
             走行ルート設定、停留所設定、ステータス監視、走行開始・停止制御
  • 設備連携機能 : eve auto connectによる自動シャッター連携、信号機連携、
             パトランプ連携 等


eve auto製品・サービスページ:https://eveautonomy.com/service
導入事例紹介ページ:https://eveautonomy.com/casestudy

本件に関するお問い合わせ

三菱ロジスネクスト株式会社 総務部 広報課
TEL:075-956-8620

株式会社eve autonomy 事業開発部
TEL:0538-40-9170
Mail:mk@eveautonomy.com

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